Isawo Hama
浜いさを展
人のかたち

2009.10.10（土）-23（金）

浜は、1971年以来「人のかたち」にこだわり、
白い人形を一貫して手がける
現代の人形造形を代表する作家です。
浜は、桐塑に布貼りあるいは粉を吹き付けて
女性像や男性像など変身や幻想といった主題で作品を発表してきました。
　
近年は、ユーモアとリアルさを交えながら
自己の内的なイメージを象徴的に表す制作へと展開しています。
そして当ギャラリーの前身、
ストライプハウス美術館で1999年に初めて発表したシリーズ
「箱の男」は2006年、国立近代美術館工芸館に収蔵されました。

人のかたち　 浜いさを 主な素材は桐塑（桐の木の粉をしょうふ糊で練ったもの）で、その他、鉛、針金、アクリル絵の具など。 　今食べたものは明日の活力になると言う連続性の中で人は生きている。何者からか与えられた生命は全うしなければならないとされる。それが人の定めといわれる。自分で選んだわけではない分、どんな時代でも人は不安というものから解放されることはない。一方でエロチシズムのとしての生命力は、自分のあずかり知らないところでも勝手にうごめいている。女性の体を借りて男の一人が表現するものには、男には少ない女性の旺盛な生命力を賛美しながら、どこか冷静を装って、今を生きている人の移ろいの様を裸像に託している。

1939 旧満州新京に生まれる 1975 ギャラリー銀座三番街個展　以後グループ展等6回 1980 新宿紀伊国屋画廊個展　以後　82.85.88.91.94.97.00.03.05.08 1982 松江　TSK展示ホール他個展　以後個展グループ展4回 1983 浜松由美画廊個展　以後6回 1984 銀座松屋「語り始めた人形たち」展 アートエキスポニューヨーク参加 1986 国立近代美術館工芸館「人形工芸･昭和期を中心にして」 「エコールド川崎」展 「ザ･アートインヨコハマ」展 1987 六本木ストライプハウス美術館個展　以後90.93.96.99. 1990 松江　一畑百貨店「ARTNOW 90 IN SHIMANE」＜今日の試み＞三人展 1995 銀座松坂屋、他巡回展、日本経済新聞社「日本の人形芸術」 横浜ギャラリーパリス個展　以後3回 2002 ストライプハウスギャラリー個展　以後04,05,06 2003 国立近代美術館工芸館、他巡回展「今日の人形芸術。想いの造形」京都・静岡・愛媛・岐阜 「ドールファンタジア」全国巡回展　-04 2005 足利ギャラリーもみの木　個展 2006 「箱の男」が国立近代美術館工芸館に収蔵される 2009 ストライプハウスギャラリー個展「人のかたち」 他地方展、グループ展多数 NHK、民放テレビ出演、作品紹介 収蔵　東京国立近代美術館工芸館 現朝日カルチャーセンター新宿･講師 著作 「浜いさをの白の世界」きゃらばん文庫 「白い人形･白い言葉」きゃらぱんの会 「白い群れ」沖積舎 「布でつくる人形」美術出版社 「詩と人形のルフラン」沖積舎 　とむ草也の「ポエムの人形」学習研究社 「夢のあとさき」美術出版社 「人のかたち」沖積舎