Yuko kato
加藤祐子展
原初の夢

2009.09.10（木）-27（日）
9/13,20,21は休廊

作家はインダストリアルデザインの仕事の傍ら
1986年より陶芸を始めました。

　1995年にはアトリエにて本格的に作陶を開始、
数々の国内のコンペティションで入賞しています。

　そしてこのたび、
当ギャラリーで二度目の個展になります。

　空間全体を使って
陶による幻想的な世界を表現します。

会期中イベント 高鳥佑太ギター弾き語り 9/16（水）23（祝）PM6:30-7:30 料金￥1,000（ドリンク付）

ロンドンのキューガーデンにある蓮の温室。 そこを訪れたときそのムッとする熱帯のような湿った空気の中で、 記憶の奥にあったものがよみがえったのです。 そのときから蓮が作陶のテーマになりました。 今に連なる根源的なものをたどること。 対象としての蓮はその手がかりとなっています。 「原初の夢」 心の奥の、奥の、奥を・・・突きぬけて 空の果ての、果ての、果てを・・・突きぬけて 魂の帰るところは夢の中へ あるいは、始まりの始まり神話の世界へ 「ヴィシュヌが目覚めた時 　彼の臍から蓮の花が芽生えてきて 　その世界蓮から創造主ブラフマンが生まれた 　花の上に座りながら 　ブラフマンが目を開けると１つの世界が生まれ 　目を閉じると世界は消え 　また目を開けると１つの世界が生まれ・・・ 　天空に浮かぶ無数の星で蓮の上にブラフマンが生まれる」 果てしない連続の中で、今日も蓮がしぼみ、また新しい蓮が咲いている 参考文献：ヴェロニカ・イオンズ／酒井伝六（伝は旧字）「インド神話」青土社

1953 東京生まれ 　1973 青山学院女子短期大学卒業 　1986 栗田クラフト（東京）にて陶芸を始める 　1992 六本木　ギャラリー青雲にて二人展 　1998 札幌芸術の森主催「ビアマグランカイ２」入選 　1999 「クラフト全国公募'99/札幌」入選 　2000 「第８回テーブルウェア大賞」入選 「伊丹市制60周年記念酒杯台展」入選 　2001 「第19回　朝日現代クラフト展」入選 　2006 ストライプハウスギャラリーにて第１回個展 「ロートパゴス　遠い記憶の島へ」 　2009 ストライプハウスギャラリーにて第2回個展 「原初の夢」