加藤祐子展
Yuko Kato
「ロートパゴス 遠い記憶の島へ」

2006.08.15-26

作家は企画デザインの仕事の傍ら
1986年より陶芸を始めました。
 1995年にはアトリエにて本格的に作陶を開始、
数々の国内のコンペティションで入賞しています。
 そしてこのたび、
当ギャラリーで初の個展になります。
テーマは「蓮」。
 空間全体を使って
陶による幻想的な世界を表現します。
 
 作品総数 約120点
(4パートに分かれて展示)



「ロートパゴス 遠い記憶の島へ」       加藤祐子

文明の始まり,エーゲ海に浮かぶ小さな島にロートパゴイ人=蓮の実を食う人々
(LOTUS EATER)が住んでいました。
やさしい目をした彼らにもらった
ロータスの実を食べると、それまでの記憶を失ってしまい
穏やかに、安楽のままにずっとこの島に暮らしたいと思うようになってしまうのです。

こころや魂が静かで、どこか甘美で夢幻。
ギリシャ神話にでてくるこの島は遠い記憶の中によみがえります。

いつの日からか、蓮が作陶のテーマになりました。
毎年夏が来ると、朝靄の立ちこめる蓮池に出かけます。
風がゆるやかに吹きぬけゆらゆらと波うつ蓮の葉。
日が昇ると大きく開いた花びらから,たっぷりとため込んだ光が洩れてきます。
かすかに漂う芳香が、遥かに遠い記憶、無限の時をよみがえらせるのです。
蓮のカタチを辿ることで,瞑想的気分にひたり心象風景にふれたいと願っているのです。

今回初めての個展では、
ギリシャ神話「オデュッセイア」の中に登場する蓮の実を食べる人々の住む島と、
この神話に題材をとって書かれたイギリスの詩人テニスンの「The Lotos Easter」に
イメージを得て,今までに作ってきた蓮の世界をこの夢想の島のようにつくることができたらという思いで創作しました。

加藤祐子 略歴
1953
東京に生まれる
1973 青山学院女子短期大学卒業
1986 栗田クラフト(東京)にて陶芸を始める
1992 二人展(ギャラリー青雲;六本木)
1995 アトリエ(東京練馬)で作陶を始める
1998 「ビアマグランカイ2」(札幌芸術の森主催)入選
1999 「クラフト全国公募'99/札幌」入選
2000 「第8回テーブルウェア大賞」入選
「伊丹市制60周年記念酒杯台展」入選
2001 「第19回 朝日現代クラフト展」入選
2006 個展「ロートパゴス 遠い記憶の島へ」(ストライプハウスギャラリー;六本木)



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