Ryo Watanabe
渡辺遼 彫刻展
「てつころ」
2011年4月25日(月)-30(土)
「てつころ」
いしころに惹かれます。
どこから転がってきたのか、
どこに転がっていくのか、
もうどこにも転がらず、そこにとどまるのか。
いしころはそこにあります。
漁師が漁をし、農家は田畑を耕し、工員は工場で働き、
夕飯を食べて、眠り、朝を迎える。
そんな日々が、はやく戻る事を願います。
今回の事では、いろいろと考えましたが
そう願うよりほかありません。
わたしは、てつころをつくりました。
意味があるのかはわかりませんが、
わたしは、そうするよりほかありませんでした。
しかしそれは、とても幸福な時間でした。
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2011年4月 渡辺遼
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