Akinori Matsuba
松場昭典展2009
「4時44分の太陽をえがく　　
　　　　　　それは　うつりかわる」
2009.11.25（水）-12.2（水）

「4時44分の太陽をえがく、それはうつりかわる」 一定の速度でしか流れない時間、それは3次元世界の鉄則。 太陽をながめる行為、それは時間を写し出す鏡である。 生活の中で私は、太陽を眺めたりする事なんてほとんどありません。 しかし、何かが切迫してる時に決まって、神様の顔色を 伺うかの如く、今日のお日様の色を目に焼き付けようとしてしまいます。 太陽をながめる時、時間が遅くなったり、 変化する様な錯覚を起こす事があります。 それらが錯覚なのか? 携帯電話や駅の時計などを見る度に4:44、11:11、12:34など 整った配列の数字を連続して見る事があり、不気味に思う事があります。 友人の中にも、こういった体験談をするものは多く、共通なのは きまって憂鬱な状態の中で起こる現象なのです。 占いのたぐいや霊的なたぐいと捉える人も多いですが、 私は自ら、無意識に、見ようとして数字を揃えている つまり、自ら時間を変化させているんだと捉えます。 時間を変化させるべく、独自の媒体により空間を作り出します。

カセットテープなどのアナログ機器や玩具などを再構成した作品、サウンドインスタレーション、絵画、パフォーマンスを通じて制作。 音がはじけたような瞬間に映るイマジネーション。 音から蘇る劣化した記憶の色彩は、常に新しい記憶として塗り替えられていく。 新しくできた昔の記憶の目的。記憶が再構成される行為をテーマに 自身の記憶を元にした制作、鑑賞者体験型の制作を通じて時間空間を認識する行為をきっかけとする。 1977 群馬県出身 2002 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 2002 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程壁画専攻入学 現在 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻修了 1997 二人展 / 高崎 2000 千住路上アート展「結」00 / 北千住、東京 2001 千住路上アート展「結」01 / 北千住、東京 2002 東京芸術大学卒業制作展 / 東京都美術館、東京 2003 PresentA`03 ~あなたは何処~ 東京芸術大学×ミュンヘン国立芸術アカデミー交流展 /東京芸術大学陳列館、東京 2003　 「大黒湯×Art」/大黒湯、東京 2003 Tokyo-Mnchen 東京芸術大学×ミュンヘン国立芸術アカデミー交流展 /ミュンヘン国立芸術アカデミー、ミュンヘン 2004 東京芸術大学修了制作展/東京芸大美術館 2004 AKINORI MATSUBA SOUND PERFORMANCE "WORM HOLE" /ストライプハウスギャラリー 2005 AKINORI MATSUBA SOUND PERFORMANCE "WORM HOLE No.2" /Club CUBE326 2005 La Festa De Terroristas /ストライプハウスギャラリー 2005 群馬青年ビエンナーレ`05/群馬県立近代美術館 2005 AKINORI MATSUBA SOUND PERFORMANCE "WORM HOLE No.3" /ストライプハウスギャラリー 2006 松場昭典展2006　/ストライプハウスギャラリー 2006 llisteninng 東京ーサンフランシスコアートフェスティバル`06/昭和記念公園 2006 llisteninng 東京ーサンフランシスコアートフェスティバル`06 /The Lab 、サンフランシスコ 2007 Danke あーとプロジェクト2007 2007 松場昭典展2007「ギソウカイコA」/ストライプハウスギャラリー 2008 松場昭典展2008「スライドする。無音する。」/ストライプハウスギャラリー 2009 松場昭典展2009「4時44分の太陽をえがく　　 　　　　　　 それは　うつりかわる」/ストライプハウスギャラリー