Chizuko Magara
眞柄千鶴子リトグラフ展
極細ペン画の世界も同時展示
2009.10.26(月)-11月3日(祝火)



当ギャラリーでは初めての眞柄千鶴子による展覧会。
 作家は1975年に武蔵野美術大学を卒業後、
リトグラフを学び、それ以来、30年以上作品をつくり続けています。
挿絵の仕事もしている作家が、
今回は挿絵という枠にとらわれず幻想的な世界を表現しています。
リトグラフ作品とともに極細ペン画も展示。







眞柄千鶴子コメント   

 絵を描く動機のひとつに現実世界に潜む幻想への追求がある。日々観察したり風景を眺めながら感慨にふけったりする行為の源には、現実を具体的に計算して見ているのと同時に様々に入り乱れた過去や深層心理を通じて独自に感知したいものだけを集中的に見つめているもう一方の姿がある。物質的な空間や時間にとらわれない何か、である。思い込みや錯覚、あるいは夢の中のでき事でもよい。それらを眼の前に広がる生身の現実に直接ぶつけてみる。そうすると不思議なことに共鳴する部分があることに気づくのだ。虚構性なりファンタジアといった要素を絵そら事として捨てるよりは、むしろひとつひとつ拾い集めて再構築し、新たに生み出される作品の原動力としたい。
 それぞれの絵につけられたタイトルは古典作品のために挿絵を描いたというよりも、際立った言語をとり込むことによって内容を豊かにふくらませ様々なイメージを想像する力を呼びおこすものと思っている。絵画世界へより強く入るための端緒である。










  眞柄千鶴子 Chizuko Magara   
1975
武蔵野美術大学油絵科卒業
1976-8 東京版画研究所にてリトグラフを学ぶ
1979
リトグラフ・グループ展(東京)
1980 リトグラフ個展(東京・シロタ画廊)
1980-5 山本製紋所にて織物の図案画(テキスタイル)に従事する
1986-7
高月版画工房において高月仁氏よりリトグラフの刷りの指導を受ける
他方、実業之日本社、北隆館等の誌上で植物画を描く

1994
トウキョウ・マリンギャラリーでリトグラフとペン画の個展
産經新聞で挿絵を描く

1985-96
雑誌『正論』で挿絵を担当
2007 International Print Exhibition Tokyo 2007に出品(上野)
2009
眞柄千鶴子リトグラフ展極細ペン画の世界も同時展示(東京・ストライプハウスギャラリー)






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