堀越千秋陶展 『秋の土を喰らう』 Chiaki Horikoshi 2005.10.07-27 |
三代にわたる画家の家に生まれた堀越は、 東京芸術大学大学院終了後、 スペイン政府給費留学生として1976年にスペインに渡りました。 それ以来29年間マドリードに在住しています。 現在世界各地で展覧会を開催。 朝日新聞読売新聞などの連載小説などの挿絵を手がける一方、 洒脱な文章でエッセイも書いています。 また世界的カンテ(フラメンコの唄)の歌い手でもあります。 奔放な生き方で圧倒的な存在感を誇る彼の作品は、 豪快かつ繊細で、懐の深いおおらかさと生命への厳しい視線がかいまみえます。 当ギャラリーでは2年ぶりとなる堀越千秋の陶展です 。昨年夏、堀越は埼玉県神泉村の山中に窯を制作しました。 今回の作品はその手作りの窯で焼かれた作品です。 |
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堀越千秋略歴 | |
1948
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東京都に生まれる
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1973
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東京藝術大学油画専攻卒業
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1975
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東京藝術大学大学院油画専攻修了
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1976
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スペイン政府 給費留学生として渡西 |
1976-2005
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マドリードをベースにスイス、フランス、東京、ソウル、にて個展等多数
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1986
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現代形象展(東京・ストライプハウス美術館) |
1999
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個展「20億年の笑い」(東京・ストライプハウス美術館)
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2003
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初陶器展「空腹に土を食う」(東京・ストライプハウスギャラリー)
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2005
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陶器展「秋の土を喰らう」(東京・ストライプハウスギャラリー)
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1976-2005
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現在マドリード在住 |
その他
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1990 | 表紙・扉絵「パスクアル・ドゥアルテの家族」 カミロ・ホセ・セラ(ノーベル賞作家)講談社刊 |
1992
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壁画 パリ、デファンス地区「KUPUKA-Aビル」のロビー壁画制作
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1993
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銅像 スペイン、アンドゥーハル市、故ラファエル・ロメーロ像(フラメンコ歌手)
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1994
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壁画 鎌倉、大蔵省印刷局鎌倉由比ヶ浜シーフロント鎌倉の壁画5点制作 |
2002
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ジャケットパッケージ・CDジャケット原画 「武満徹全集<全五巻>」小学館 経済産業大臣賞受賞 |
逢坂剛、村田喜代子の著作の表紙挿画担当
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カンテ(フラメンコノ唄)に関しては
スペインのラジオ及びTV(マドリード・ロンダ・セビリア・etc.) 他多数出演。カンテを歌う堀越氏はスペイン人の注目を集め、テレビ出演や公演などを行っている。 |
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主な著書・エッセイ集・詩画集 |
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1982 | 木版詩画集「ふいごの風」 (詩 フランシスコ、サンチェス、グラべーラ) |
1984 | 木版詩画集「相剋の花」 (詩 小川英晴) |
1991 | 「フラメンコ狂日記」堀越千秋著(主婦の友社刊) |
1992 | 大型絵本「マイトレーヤの散歩」(架空社刊) 絵本「きしょうかんそく船」(かがくのとも・福音館書店) |
1994 | 銅版詩画集「なつやすみ」 (詩 小川英晴) |
1995 | 絵本「ふえる・ふえる」 (年少こどものとも・福音館書店) |
1996 | 絵本「ふるやのもり」 (読み聞かせ絵本シリーズ4・瑞雲舎) |
1998 | 堀越千秋著「スペインうやむや日記」(集英社) |
1999 | 堀越千秋著「アンダルシアは眠らない」フラメンコ狂日記(集英社文庫) 堀越千秋著「スペイン七千夜一夜」(福音館書店) 堀越千秋画「見て忘る」俳句 森 澄雄 (架空社) |
2002 | 堀越千秋著「スペインうやむや日記」集英社文庫 |
2003 | 堀越千秋画「ノアのはこぶね・バベルの塔」 再話・作ロジャー・パルバース(ラボ教育センター) 絵本「いかつり舟」(かがくのとも・福音館書店) |
2005 | 絵本発売予定。他多数 |