鈴木英明作品展
Suzuki Eimei
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風景の領域
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2004.11.05-28
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鈴木英明は、紙やブロンズ、鉄を使用した彫刻作品、また銅版画、ドローイング、油頃と様々な手法で素材を対比させたり、色頃を対比させたりして独自の空間を構成してきました。
今回の展覧会は、油頃8点、彫刻3点で構成され赤を基調とした油頃の中にブロンズ作品が配置されます。その空間の中に作家のみならず見ている者も「原風景」を感じ取ることができる「領域」がある
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鈴木英明コメント |
自分自身の生活環境も、少年時代に比べれば当時、想像もつかなかったくらい変ってしまったのかも知れない。もっとゆっくり生きたいと思うがそうもいかない。変化におのずと合わせなければならなくなっている。
自分の思いにかかわらずかえなければならない今の環境の中でも、方法は変化するものの表現という意志と行為は自分が生きるという実態が変らない限り変えようのないものである。
何かのきっかけで、幼きころみた場蔓や風景が、現実には変ってしまっているのかも知れないが心の中に蘇ってくる再成の感覚を経験することがある。現実的な風景も含め、そこに帳過する人間(自分自身)を基本に「原風景」つまり全ての人々がかかえこんでいることであろうもとの世界、「もともとの風景」を創り出していきたいと考えている。
作品(作者自身)をある一定の尺度を持って存在させたいとしたら、ある在りようを、周囲としてのエリアとしてだけではなく、作品が存在するための領域として成立させなければならない。その中には簡単にはつかみきれない程沢山の意味がただよい、その交錯する一点に現在の自分の唖置を見いだしたいが、なかなかみえない。そうした空間のたった一つの点に触れたいと思いながら。
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鈴木英明略歴 |
1945 |
埼玉県、川越市に生まれる |
1968 |
埼玉大学教育学部美術科卒 |
主な展覧会出展歴 |
個展歴 |
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1966-75 |
埼侠県美術展(68、70、73、75受賞) |
1976 |
文化庁全国県展選抜展 |
1977-91 |
国画会展(82I氏賞、84前田賞、92 退会 |
1982 |
個展 (ASAHI ART GALLERY/銀座) |
1983,84 |
埼玉美術の祭典 |
1984-86 |
ミロ国際DDC(ミロ美術館/バルセロナ) |
1986,88,90 |
個展(ギャラリ−山口/銀座) |
1987,89 |
個展(ギャラリーなつか/銀座) |
1992,96
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個展(西武大宮店アートギャラリー/大宮) |
1993-94 |
個展(プラザギャラリー/調布) |
1994-97 |
作品展示(長谷川空間創造会社/日本橋) |
1997 |
個展(ストライプハウス美術館/六本木) |
1999,01 |
個展(長谷川空間創造会社/日本橋) |
2001-02 |
個展(ギャラリーイノス/目黒) |
2002 |
個展(ギャラリー澄光/奥沢) |
その他、展覧会多数 |
舞台美術 |
1990 |
ポエムリーディングの夕べ(大塚フォーラム・STUDIO 130) |
1993 |
櫻沢ポエムリーディング(P3/新宿) |
1994 |
櫻発ポエトリー東京(スパイラルホール/南青山) |
1995 |
詩の声朗読会(長谷川空間創造会社/日本橋) |
1998 |
詩の声朗読会(スタジオ73/高槻) |
1998,99 |
埼玉詩祭(頃の国さいたま芸術劇場/与野 |
1999 |
文学のつどい(埼玉文学館/桶川) |
2000 |
詩の声朗読会(東京オペラシティ近江楽堂/西新宿) |
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