UCHIMA TOSHIKO
内間俊子コラージュ展
Vol.1 2003.06.07-30 Vol.2 2003.07.05-31
 
 2000年12月に亡くなった内間俊子のコラージュ展。ストライプハウス美術館当時より5回目の展覧会です。
 内間俊子は、1950年代に瀧口修造と関わり、瑛九らとデモクラートに参加、前衛的な芸術活動に取り組みました。その後1960年代に夫でアーティストである内間安王星と共にニューヨークに渡り、アメリカを中心にパリ、スイス等において活躍しました。コラージュ、ボックスアッサンブラージュの製作はその頃より始め、安王星さんが1982年脳出血で倒れその後不自由になった体の介護を続けながら限られた時間の中で続けられました。その作品の中には、「夢、希望、思い出」をテーマにしたものが多く、日常の「モノ」たちの組み合わせから内間俊子の人生の記録が表現されています。
 今展では、コラージュ作品を中心に、6月・7月と2回に分けて展示を替え、約40年間にわたる内間俊子の作家活動を振り返りました。

                           

内間俊子略歴
1918
満州生まれ 神戸女学院専門部本科卒業 小磯良平に師事
1952-53
読売アンデパンダン展
1953-56 デモクラート展
1954
滝口修造の詩による版画集「スフィンクス」にポートフォリオ
1955-56 日本女流版画展(東京)
1958 グレンシエン国際版画トリエンナーレ展(スイス)
1960-2000 ニューヨーク在住
1963
個展(ミシガン州立大学)
1964
女流4人展(日本橋ギャラリー/ニューヨーク)
1965 日本女流版画展企画及び出品(プラットグラフィック・センター/ニューヨーク)
1966 ハンプトンインスティチュート美術館コレクション展(ニューヨーク)
1974-75
J.A.A.展(ニューヨーク)
1975-76 個展(ニューヨーク、南フランス、東京)
1976-77 40年のアメリカンコラージュ展(ニューヨーク、ニュージャージー)
1979 BOX IN ART展(フィラデルフィア)
1980 三人展「リフレクションズ・イメージス」
イサム・ノグチ、内間安王星、俊子(ニュージャージーアートセンター)
1982 内間俊子・藤井多鶴子二人展(ストライプハウス美術館/東京)
1986 内間安王星・俊子二人展(ストライプハウス美術館/東京)
1989 内間安王星・俊子二人展(ストライプハウス美術館/東京)
1990 BOX ART of 90(ハイネケンビレッジギャラリー/東京)
1991 ラ・コステ アートスクール20周年展(モナビスマルク・ファンデーション/パリ)
1994 内間安王星・俊子二人展(ストライプハウス美術館/東京)
1996 安王星・俊子二人展(サラ・ローレンス大学/ニューヨーク)
1998-99 ニューヨークの日系人画家展(ニューヨーク)
1997-99 東洋の伝統と抽象表現1945-1970(Asian Tradition/Modern Expression
ジェーン、ファヒーズ、ジムメリィ美術館巡回展)
1999 内間安王星・俊子二人展(ストライプハウス美術館/東京)
2000 12月18日ニューヨークで死去
2003 サラ・ローレンス大学(ニューヨーク)にて個展
内間俊子コラージュ展(ストライプハウスギャラリー/東京)

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