Tadatoshi Ikeda
池田忠利展
SCRAP WONDERLAND


2008.3/7(fri) - 18(tue) 





池田忠利氏は20年間グラフィックデザインの仕事に携わっていました。
40歳を過ぎたある時「子供ころから夢だった画家になりたい」と思うようになり、
仕事を続けながら自分の作品に取り組みはじめました。
 そして、1995年海岸に程近い千葉県御宿町に移り住み本格的に
世界に一つしかない海岸の漂着物を素材に立体作品の制作を開始。
そのコラージュ画やオブジェ作品はユーモラスで、
池田氏の表現することに対する喜びが溢れています。
展示作品 オブジェ22点、デジタル画2点。


 

コメント

 SCRAP WONDERLAND
 作品の鯛捕る…おっと間違えたタイトルについて 
 池田忠利

 個展会場で時たま、“タイトルが面白いねえ、(エツ、作品じゃなく…?!)…ところで、タイトルは何時つけるの、最初?…途中?それとも完成してから?”と、聞かれることがあります。
“いやあ、いろいろです。でも、最初にタイトルを決めてから作品作りに取り掛かるってことはありません。作業の途中と完成してから…です。半々くらいかなあ”と私。
 私の作品にとって、タイトルはとても大事な要素です。タイトルに納得がいかないと、作品は完成したとはいえません。
 駄洒落のノリでタイトルを決めるのですが、それはそれ、結構アタマの中での悪戦苦闘は毎度のことです。私が大切にしている本の一冊に「大語海」という素晴らしい辞書(?!)があります。20年程前に出版された本(パルコ出版刊)です。例えば〈御機嫌180度〉…御機嫌斜めが更にひどくなった状態のこと…とか、〈胃快様〉…胃の調子が良いこと…、なんて当時の若者の叡智(?!)がテンコ盛り。今、時折頁をめくっても笑えてきます。
 友人知人の、駄洒落やおやじギャグを聞くのも楽しいし、程度はどうあれ、言葉遊びは文字で見るのも、聞くのも大好きです。こんな性格なので、造形の楽しみと同時にタイトルも楽しんで…と、いうわけです。それにしても、なかなか良い鯛は捕れないなあ。








 


池田忠利 Tadatoshi Ikeda

1943 佐賀県伊万里市生まれ
1994 コラージュ画集「SCRAP WONDERLAND」刊行
1997 個展  画廊春秋(東京)
1998 龍のまち鶴ヶ島アートフェスティバル出品(埼玉)以降毎年
半島の現代芸術・安房ビエンナーレ展(千葉)以降隔年
1999 ONJUKUまるごとミュージアム(千葉)以降隔年
個展 ギャラリー繭(東京)
「多賀新+池田忠利」二人展 市川画廊(千葉)
2000 個展 中和ギャラリー(東京)
「多賀新+池田忠利」二人展 ギャラリー愚怜(東京)
2001 月の砂漠記念館企画「池田忠利展」(千葉)
「池田龍雄+池田忠利」双つの貌展 中和ギャラリー(東京)
2002 個展 ギャラリーとわーる(福岡)
個展 アート・スペース繭+ギャラリー銀座一丁目(東京)
2003 個展 画廊 響き(東京)
月の砂漠記念館企画「池田忠利展」(千葉)
ホテル楓賀 壁面構成(日光)
2004 個展 ベルリン日独センター(ドイツ)GALLERIA BWA(ポーランド)
個展 画廊 響き(東京)
2005 個展 ギャラリーとわーる(福岡)/画廊 梟(千葉)/画廊 響き(東京)
2006 個展 ストライプハウスギャラリー(東京)/アート・スペース繭(東京)
2007 個展 ギャラリーとわーる(福岡)/いすみ市水彩ギャラリー(千葉)
個展 ギャラリー幸七
(千葉)
2008 個展 ストライプハウスギャラリー(東京)
その他 オブジェ、銅版画、コラージュ画、イラストレーション等のグループ展に出品









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