上條陽子
難民
nanmin
2007.09.10(mon)-29(sat)






会期中無休 / 開廊時間 11:00am-6:30pm / 入場無料






上條陽子は、1978年に画家の登竜門である安井賞(第21回)に
女性で初めて受賞しました。
(受賞作「玄黄・兆」は現在、東京国立近代美術館蔵)
 それから十年後の1987年、
二度にわたる脳の切開手術を経験、
厳しいリハビリの末に健康を回復、
現在に至ります。
しかし、その後、
病気を節目に絵に対する考え方、画材、手法は変化していきました。
 
1999年、
上條は機会あってパレスチナを巡回するグループに参加、
中東を訪れました。
その後2001年には、
レバノンにあるパレスチナ難民キャンプで、
子供たちに絵画指導を行いました。
また、2002年に、
パレスチナの子供たちを日本にホームステイさせ、
相模原市などの協力を得て難民キャンプで
描かれた子供たちの作品展を実現させました。
その後も、パレスチナを訪れ、
それをテーマにした作品も数多く発表しています。
 
前回同様、
上條の実際に見たパレスチナの現状、世界の現状を、
三年ぶりとなる今展は「難民NANMIN」というテーマで表現しました。








上條陽子 Yoko Kamijo
1937 神奈川県横 l市生まれ
1978 第21回安井賞受賞
1982 文化庁在外研修員
1983 パリ・ドイツ滞在
1992 個展(渋谷パルコ、スペース・ニキ)
1993 個展(池田20世紀美術館)
1994 個展(空想ガレリア、以降1998まで毎年開催)
1995 個展(石川県立博物館)
1996 「アーティスト・イン・ヨコハマ」(横浜、カナダ)
個展(シドニー、日本文化センター)
1998 「国際展 平澤」(韓国、ニューデリー、ロサンゼルス他)
個展(ニューヨーク、イセ・ Aートファウンデーション)
個展(三島・K美術館)
2000 「東京からの七天使」(パレスチナ)
個展(名古屋・中央大学〈C・スクエア〉)
2001 レバノン・パレスチナ難民キャンプにて子どものためのアート・ワークを行う
個展(色彩美術館)
2002 「DOMANI・明日展」(安田火災東郷青児美術館)
「記憶の塔」(三島・K美術館)
「東方からの灯・ロス国際展」(ロサンゼルス)
2003 NICAF出展NICAF出品
個展(フクヤマ画廊)
個展(パークタワー アートプログラム)
2004 トロント・アート・エキスポ招待出品
個展「記録・DOCUMENT-今を問う- vol.1」(ストライプハウスギャラリー)
個展「記録・DOCUMENT-今を問う- vol.2」(ス トライプハウスギャラリー)

個展「色彩の旅」(ウェスト・ワイオミング州立大学)
2005 個展「色彩の旅」(ウェスト・ワイオミング州立大学)
2006 「厚紙平面劇場」(相模原市民ギャラリー)
2007 個展「難民 NANMIN -月明かり、そして朝-」(ストライプハウスギャラリー)


 コメント


難民 NANMIN
-月明かり、そして朝-

 希望と絶望の境界に生きる人達がいる。
月明かりは一時の静けさとやすらぎをもたらす。
が、希望の朝はやってくるのだろうか。




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