佐々木ひろ美ガラス展
おもてなし
-OMOTENASHI-

Hiromi Sasaki

2002.09.10-30

 
   佐々木ひろ美ガラス展は1991年ストライプハウス美術館当時以来、2回目となります。作品内容はランプ、ステンドグラス作品、小品等、約80点。



佐々木 ひろ美 コメント 
 私が最初にステンドグラスを始めた頃からみると、ガラスの種類はもちろんのこと、色、形、そして加工技術、技法それにともなう工具、機械その他ありとあらゆる物が格段の進歩を遂げ、誰でも気軽に様々な技法のガラス作りを楽しむことができるようになり、いろいろな視点からガラスに興味を持たれる方が増えてきました。

 それとともにガラスを自宅に取り入れたい、という方も多く、様々な場面で私の作品を持って提案させていただきましたが、少しでも多くの方に色々なガラス作品に触れてほしい、そして家庭の中でこんな所にこんな風にガラスを使っていますということを実際に見てほしい、と思うようになり、ここ3年自宅にて年一回、小さな小さな個展を行ってきました。ランプを置いたり、触器(私の作る器は、食器ではなく触器なのです。当然、食べ物を盛るためのものでもあるのですが、手に持って触れてその感触を楽しんで使ってほしい、と思い名付けました。)を実際に使って、おもてなしをしてきました。

  今回は、それをひとつの形とし、もう少し拡大し、ギャラリー空間をひとつの家に見立てました。茶道の世界では、お客様をお招きする時、路地から始まり部屋の設え、そしてお茶をたてるまで様々面に神経を行き届かせおもてなしをします。私たちも日常、お茶の席までとはいかなくとも、お客様をお招きする時は居心地の良い空間を作り、そして料理、器などに心配ることと思います。お客様を玄関から家の中へお通しするそのままの姿をガラスを使って表現しています。

 まず、門を入ると玄関ではガラスの小物がお客様を迎えます。リビングへ進むとステンドグラスが窓の光と色の世界をもたらします。そして、室内には優しいランプの光が満ち、テーブルの上には、花を飾り、料理を盛るための器や酒器が置かれ、お客様をお待ちしています。

 ガラスには色々な技法があり、そのひとつずつがそれぞれ独自の表情を持っています。耳を澄ますと個性豊かなガラスたちのメッセージが聞こえてくるかも知れません。



佐々木 ひろ美 略歴
1951 東京都文京区に生まれる。
大学で心理学を学び、カウンセラーとして活動後、ガラスのもつ神秘的で幽玄的な美と出会う。
1982 ステンドグラスを始める。
1987 独立し、「アトリエ雅麗(ガレ)」として活動を展開。
主な作品と活動
1988 桜蔭学園講堂ロビー:ステンドグラス「桜花」制作参加
厩橋:ダル・ド・ベール「馬」制作参加
個人住宅K邸:ステンドグラス「無題」デザイン制作
1989 個人住宅:ステンドグラス「宇宙時の流れに」制作参加
1990 新潟県『良寛の里美術館』メインロビー:ステンドグラス「手鞠曼荼羅」制作参加
個人住宅H邸:エッチンググラス「サンドーストーム」デザイン制作、エッチグミラー「無題」デザイン制作
1991 個展「ガラスの温もり-花の姿を光に託して」:ストライプハウス美術館
1992 個人住宅K邸:門燈のデザイン制作
1994 店舗用照明:ガラスモザイク「トルネード」デザイン制作
荒川区『ひろば館』:ステンドグラス「ある夜の夢-命の樹」デザイン制作
大阪『SAYAKAホール』:エッチンググラス「宙に浮く岩」「流れ」「幻想的な夜の森」「彼方へ」「夜空」デザイン制作
店舗:ステンドグラス「ドクロ」制作参加
1998 個人住宅H邸:エッチンググラス「無題」エッチングミラー「リズム」デザイン制作
個人住宅F邸:エッチンググラス「四季」デザイン制作
1999 自宅にて個展「涼風触器 I」
2000 自宅にて個展「あかり」
2001 自宅にて個展「涼風触器 II」


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